事例大型クーリングタワー

スケール除去 | 事例10 冷却塔の交換を回避した水質改善器具アクアクリスタルリング

大型のクーリングタワーでも、水質改善器具のアクアクリスタルリング(以下ACR)はスケール除去に効果的です。クーリングタワーの交換が提案されていたお客様から相談があり、ACRを設置。ACRの効果は、スケール除去だけに留まりませんでした。

事例の概要

大型冷却塔

相談内容
長年の蓄積したスケールが原因で、クーリングタワーの充填材の詰まりが取れず、クーリングタワーの交換が提案されていました。しかし、交換工事には長い期間と高額なコストがかかるため、他の解決策を模索していました。

設置場所東京都 / 宿泊施設
設備大型クーリングタワー (冷却塔)

ACR設置前

充填材に隙間無く、石のように固まったスケールが全体に付着していました。熱効率がかなり悪化していた状態でした

ACR設置後

ACRの設置で、充填材のスケール障害が解消され、冷却塔の入れ替えを回避出来ました。

効果1 工事せずに簡単設置

ACRの設置には、電源を必要とせず、大規模な設置工事も不要、年中無休24時間体制で作業をしている企業様に大変便利です。

写真のように、ACRのついたチェーンを、水が流れる場所にぶら下げるだけです。クーリングタワーの大きさによって、ACRの個数が変動します。

効果2 スケールが取れた!

スケールが取れた充填材

高圧洗浄機でも取れないほどのスケール。時間が掛かりましたが、冷却塔を入れ替えずに、ACRでスケールが取れました。

設置後、冷却塔から毎月約20Kg位のスケールが、水槽部に落ちて最初の1年でスケールが約200Kg位取れました。

写真の上部に残っているスケールは、循環水が当たらないために、スケールが取れていませんが、ACRの効果で水が当たっている部分は、キレイにスケールが取れています。

効果3 脱炭素化でSDGs貢献

ACRの水質改善は、水の流れを介して行われるため、電源を使用せず、二酸化炭素/CO₂をまったく排出しません。冷却塔の脱炭素化にて、SDGs貢献ができます。

また、スケール障害で熱効率の悪化に大きな電気使用料金のロスが目立っていましたが、熱効率が改善され、大きく経費削減。本案件では、冷却塔の入れ替えを回避できました。

効果4 薬剤不使用でSDGs貢献

スケール除去途中経過

ACR設置後、冷却塔の充填材から落ちるスケールが少しずつ減って充填材の奥までスケールが除去されます。上の写真は、隙間無く覆っていたスケールが、取れて、この先も少しずつ取れていき、最終的にはキレイになります。

ACRは、薬剤を使用しない水質改善器具です。オーバーフローが必要ありません。排水を産廃業者に依頼する必要は無く、環境汚染の心配もありません。

効果6 メンテナンスが簡単

ACRによって、充填材についていたスケールは、水槽部に落ちます。そのため、スケールを掻き出す掃除が必要になります。高圧洗浄機によって落とすのではなく、水槽部に貯まったスケールを清掃するメンテナンスとして楽になります。

効果7 SDGs貢献しつつコスト減

環境問題に取り組むための、ひとつの解決策としてACRをおすすめします。
ACRには、電源を使用しないことと、熱効率が上がるので、大幅に電気使用量が減り、電気料金が下がります。

薬剤も使用しないため、薬剤に掛かる費用、オーバーフローがなくなるため、その経費を削減できます。

大型であるほど、クーリングタワーに掛けるコストを下げることが出来ます。

まとめ

今まで、これほどスケールが多く付着した案件は初めてでした。クーリングタワーの入れ替えを提案されるほどのスケール障害でした。

少しずつ、スケールが取れ始め、隙間無く充填材に付着していたスケールも、上の写真のように少しずつ隙間が出来る様になり、最終的にはキレイな状態になりました。

ACR設置後、スケール障害は解消され、水質が改善され、熱効率が上がりました。