【事例13】循環水の『赤水』が『黒水』に!
チラーに発生するサビや赤水は、配管や熱交換器の劣化を早め、結果として設備寿命を縮める大きな要因となります。
多くの現場で課題とされているこの「サビ」に対し、『アクア・クリスタル・リング(ACR)』は薬剤を一切使用せず、赤サビを安定した黒サビ化させます。
これにより、腐食の進行を抑制しながら、設備への負荷を最小限に抑えたサビ対策が可能となります。
「鉄の赤サビが黒サビに変化すること」は、これまでにも数多く確認してきました。
しかし、今回は、循環水そのものの『赤水』が『黒水』へと変化した、非常に珍しいケースをご紹介いたします。
目次
事例の概要

相談内容
この企業様の設備には複数本のローラーがあり、このローラーの熱をチラーの循環水で冷却しています。
しかし、ローラー内部の鉄がサビてしまい、その影響でチラータンク内の冷却水が真っ赤な『赤水』になってしまっている状況でした。
このサビと赤水をなんとか改善したいということで、ご相談がありました。
| 設置場所 | 愛知県 / 段ボールメーカー会社 様 |
| 設備 | 中型チラー |
ACR設置による効果
設置前の状況

チラーの赤い水(『赤水』)は、配管のサビが原因です。
この赤水がチラー全体に流れていることで、各機器・設備の寿命を短くしている状態です。
ACR設置後

ACRを設置してから12ヶ月後に確認したところ、ローラーのサビは進行が止まり、真っ赤だった循環水は真っ黒へと変化していました。(上記写真の右側)
弊社では約20年にわたりACRの販売を行ってきましたが、このように循環水そのものが『赤水』から『黒水』へと変化した事例は、今回が2例目となる、非常に珍しいケースです。

実際にローラー内部を銅パイプで掻き出してみたところ、黒サビ化した鉄の破片が数多く出てきました。

さらに、その黒水化した循環水をペットボトルで汲み取り、3~4日静置したところ、上澄みの部分は透明になることも確認できました。
これは、ACRの作用により、赤サビが黒サビに変化し、沈殿したものと考えられます。

▲黒サビ化したテストピース
まとめ

ACRは、薬剤を一切使用することなく、チラータンクにぶら下げておくだけで赤水を透明に改善でき、配管などの腐食や各機器の劣化を防ぐことができる水質改善器具です。
一般的な薬剤は、サビを一時的に抑制するのに対し、ACRは効果が続く限り半永久的に防サビ効果が持続します。
チラーの赤水でお困りなら、ぜひACRをご検討ください。
(こちらのフォームからお申し込みいただくと、最適な設置方法等をご提案させていただきます。)
ACRのポイント
ポイント1 サビを除去できる
ACRは赤錆を黒錆 に変化させ、腐食を防止します。黒錆は、錆の進行を止めた証拠になります。配管のピンホールによるトラブルを防止します。
ポイント2 サビを抑制する
水流に流され揺れることで静電気を発生する構造水を使用しているため、電源を必要としません。CO2削減、脱炭素、地球温暖化防止を目指します。
ポイント3 赤水が透明になる
薬剤使用による防さびの多くは、一時的に改善しても継続できず、ACRは、赤く濁った冷却水を透明にします。ACRの効果が持続する限りは、透明な状態を維持します。
ポイント4 電源を使用しない
水流に流され揺れることで静電気を発生する構造水を使用しているため、電源を必要としません。CO2削減、脱炭素、地球温暖化防止を目指します。
ポイント5 防錆剤を必要としない
ACRは、薬剤と異なり、錆の発生を止められます。薬剤は、一時的に冷水をきれいにしますが、錆を止めることができません。継続して使用する必要があります。ACRは錆を止めることができます。きれいな水を持続することができます。
薬剤は人体に害を与えます。また、赤水はそのまま廃棄できません。また環境汚染につながるため薬剤の使用はお勧めできません。環境のためにやめるべきです。